about

光や空気は、かたちを持たないまま、日々の中を流れていきます。
街の色、空の奥行き、夜の静けさ。
ふとした瞬間に触れるそれらは、
言葉にならないまま、どこかに残っていく。
そうした感覚を、手のひらに収まるほどの小さな木片に絵の具を重ねることで、かたちにしています。
木という素材を使った表現には、
温かみのあるものが多くありますが、
その質感を、もう少し静かで輪郭のあるものとして扱いたいと思いました。
生活の中に、そっと置かれる小さなアートピースのように。
日々の中で、ふと視線が留まり、
日常の景色に、静かな特別感を残せたらと思います。
